2007年02月08日
[編集部]映画の楽しみ方(その18)
こんにちは。
キャンパスドットコム大学編集部です。
♪その手でその手で 私を汚して 何度も何度も 私を壊して♪
ちょっぴり恥じらいながらも妻と”愛ルケ”を観に行った。寺島しのぶ画面
一杯のCMを観てヒイてしまった人もいるかも。ところがどっこい爽快感一杯
の愛の物語に仕上がっているのだ。ネットでは例によって原作がどーたらとか
書き込みしてる人もいるが、筋金入りの渡辺淳一の愛読者である妻曰く「渡辺
淳一の作品の映画化のなかでは最高の出来かも」だそうだ。トヨエツの演技は
確かで、母親役を演じる富司純子(現実でもしのぶの実母)も素晴らしい。
ハリウッド映画に出てくる大衆的なカフェのウェイトレスはたいていはヒス
パニックや黒人などのマイノリティ。基本的に給料は少ないのでチップが重要
な収入源になる。従って生活にくたびれてはいるもののニヤケた親爺にも適当
に笑顔をふりまいて洒落た会話も欠かさない。そう、庶民に癒しを与えてくれ
るウェイトレスはアメリカではれっきとした文化なのだ。
という訳で今回も強引な展開でなぜかウェイトレスがヒロインの映画紹介ね。
《萌えー??で観る...》
場末の夜のカフェで生活に疲れたウェイトレスを見事に演じアカデミー主演
女優賞まで獲ってしまったハル・ベリー主演の「チョコレート」。彼女のウェ
イトレス姿はリアルで、なぜかファッショナブルでもある。官能的なソーント
ンとのベッド・シーンもうならせるが、賛否両論のラストシーンもしみじみと
した味わいがある。ソーントンが好んでチョコレート・アイスを食べるシーン
が多くさらに人種差別問題の肌の色を意識してか日本題は「チョコレート」。
たぶんこの映画全体の暗い雰囲気からすると原題の「モンスターズボール」よ
りもこちらのほうがソフトでよかったのかもね。
パチーノとファイファーの大人の恋を描いた「恋のためらい/フランキー
とジョニー」もいいぞ。もともとは舞台劇の映画化ということなので会話が
思いっきり多いのだけど両役者の安定感と存在感はやはり抜群なのだ。ニュー
ヨークの下町のカフェでウェイトレスとして働くファイファーと刑務所から出
所したばかりのコックのパチーノ。お互いがそれぞれの過去をひきずっていて
なかなか恋にふみきれない、そんなやりとりが素晴らしいし、ラストのDJと
のくだりがなかなか洒落ている。言うまでもなく生活感たっぷりのファイファ
ーのウェイトレス姿は筆者どストライク。ちょっとパチーノが老けた感はある
が。監督・製作はあのプリティ・ウーマンのゲイリー・マーシャル。
※この映画でパチーノが子供達に会いに行くシーンはあの「スケア・クロウ」
のそれを彷彿とさせる。
美人じゃないけどアカデミー賞を受賞した「恋愛小説家」のヘレン・ハント
もいい感じだ。病気の子供を持ちシングルマザーとしてカフェで働くハントに
恋愛小説は書けるのだが潔癖症でなぜか周りに悪態ばかりついているニコルソ
ンが恋をする。その不器用な愛の行方も楽しめるが、なによりもハント演ずる
気は強いんだけど涙もろい彼女がニコルソンを受け入れていく優しさ(母性)
のようなものに男は妙に癒される。
レニー・ゼルウィガーのウェイトレス姿がキュートなのが「ベティ・サイズ
モア」。原題が「看護婦ベティ」なので途中から看護婦スタイルも披露。もと
もとはスイスの父とノルウェーの母との子だそうで透けるような色白で金髪の
彼女はこのての白い衣装が可愛い。映画前半のショッキングな暴力シーンは不
要だと思うし、コメディとしてももう少しといったところではあるが。この後
ゼルウィガーはご存知「ブリジット・ジョーンズの日記」「シカゴ」「コール
ド・マウンテン」と輝いていく。
スコセッシの日本初公開映画「アリスの恋」は夫を事故で亡くした妻エレン
・バースティンとちょっと生意気で可愛い息子とのロードムーヴィーもの。
小さい頃からの歌手になる夢を捨てていない子持ちの中年元主婦のバーステ
ィンが息子と二人で旅しながら生活のためのいろいろな苦労や男性との出会い
を通して自立していく。バースティンのウェイトレス姿はたくましく、なによ
りも息子との息の合った会話が楽しい。若きカイテルと「タクシードライバー」
でブレイクする直前のジョディ・フォスター(当時12くらいでまるで男の子)
なつかしのクリストファーソンと脇役も楽しいぞ。
「テルマ&ルイーズ」でもウェイトレスを演じたサランドンとジェームス・
スペイダーとの年の差ラブロマンスは「僕の美しい人だから」。「プリティ・
ウーマン」のようなシンデレラストーリーとして単純に楽しもうね。なにより
も印象的なラストがいかにもアメリカンって感じで楽しいよ。
またテーマからずれちゃうけどジェニロペの「メイド・イン・マンハッタン」
もよかった。こちらもやはりシングルマザー(ホテルのメイド)のシンデレラ
ストーリー。バリバリのWASPとヒスパニックのちょっとありえない話では
あるがいいんじゃない。「スイミング・プール」のフランスの鬼才フランソワ
・オゾン監督の「8人の女たち」のベアール(妖しいメイド役)もいい。なん
か知らんけど突然踊りだすは歌いだすはでとっても妙な映画なんだけどなぜか
味わいが深い。フランス映画を代表する大女優のドヌーブがちょっと老けちゃ
ったのは寂しいけど。
今や日本では別の意味でメイド文化の真っ最中だが、メイド・執事・従者の
正しい歴史のお勉強をしたい人(そんな奴はいないぞー)は天才アルトマン監
督の「ゴスフォード・パーク」を観よう。30人あまりにも及ぶキャストの群
像劇なので1回観ただけでは誰が誰なのかはわかんなくなっちゃうけど。ご存
知クライヴ・オーエンやライアン・フィリップがいい感じ。
昨年、惜しまれてこの世を去ったアルトマン監督のご冥福を祈りたい。
弁解しておこう。筆者はプロフェッショナルな女性の制服姿は嫌いではない
が今回のテーマ「萌えー」はイッツ・ア・ジョークね。..無実だー(^^;;
キャンパスドットコム大学編集部です。
♪その手でその手で 私を汚して 何度も何度も 私を壊して♪
ちょっぴり恥じらいながらも妻と”愛ルケ”を観に行った。寺島しのぶ画面
一杯のCMを観てヒイてしまった人もいるかも。ところがどっこい爽快感一杯
の愛の物語に仕上がっているのだ。ネットでは例によって原作がどーたらとか
書き込みしてる人もいるが、筋金入りの渡辺淳一の愛読者である妻曰く「渡辺
淳一の作品の映画化のなかでは最高の出来かも」だそうだ。トヨエツの演技は
確かで、母親役を演じる富司純子(現実でもしのぶの実母)も素晴らしい。
ハリウッド映画に出てくる大衆的なカフェのウェイトレスはたいていはヒス
パニックや黒人などのマイノリティ。基本的に給料は少ないのでチップが重要
な収入源になる。従って生活にくたびれてはいるもののニヤケた親爺にも適当
に笑顔をふりまいて洒落た会話も欠かさない。そう、庶民に癒しを与えてくれ
るウェイトレスはアメリカではれっきとした文化なのだ。
という訳で今回も強引な展開でなぜかウェイトレスがヒロインの映画紹介ね。
《萌えー??で観る...》
場末の夜のカフェで生活に疲れたウェイトレスを見事に演じアカデミー主演
女優賞まで獲ってしまったハル・ベリー主演の「チョコレート」。彼女のウェ
イトレス姿はリアルで、なぜかファッショナブルでもある。官能的なソーント
ンとのベッド・シーンもうならせるが、賛否両論のラストシーンもしみじみと
した味わいがある。ソーントンが好んでチョコレート・アイスを食べるシーン
が多くさらに人種差別問題の肌の色を意識してか日本題は「チョコレート」。
たぶんこの映画全体の暗い雰囲気からすると原題の「モンスターズボール」よ
りもこちらのほうがソフトでよかったのかもね。
パチーノとファイファーの大人の恋を描いた「恋のためらい/フランキー
とジョニー」もいいぞ。もともとは舞台劇の映画化ということなので会話が
思いっきり多いのだけど両役者の安定感と存在感はやはり抜群なのだ。ニュー
ヨークの下町のカフェでウェイトレスとして働くファイファーと刑務所から出
所したばかりのコックのパチーノ。お互いがそれぞれの過去をひきずっていて
なかなか恋にふみきれない、そんなやりとりが素晴らしいし、ラストのDJと
のくだりがなかなか洒落ている。言うまでもなく生活感たっぷりのファイファ
ーのウェイトレス姿は筆者どストライク。ちょっとパチーノが老けた感はある
が。監督・製作はあのプリティ・ウーマンのゲイリー・マーシャル。
※この映画でパチーノが子供達に会いに行くシーンはあの「スケア・クロウ」
のそれを彷彿とさせる。
美人じゃないけどアカデミー賞を受賞した「恋愛小説家」のヘレン・ハント
もいい感じだ。病気の子供を持ちシングルマザーとしてカフェで働くハントに
恋愛小説は書けるのだが潔癖症でなぜか周りに悪態ばかりついているニコルソ
ンが恋をする。その不器用な愛の行方も楽しめるが、なによりもハント演ずる
気は強いんだけど涙もろい彼女がニコルソンを受け入れていく優しさ(母性)
のようなものに男は妙に癒される。
レニー・ゼルウィガーのウェイトレス姿がキュートなのが「ベティ・サイズ
モア」。原題が「看護婦ベティ」なので途中から看護婦スタイルも披露。もと
もとはスイスの父とノルウェーの母との子だそうで透けるような色白で金髪の
彼女はこのての白い衣装が可愛い。映画前半のショッキングな暴力シーンは不
要だと思うし、コメディとしてももう少しといったところではあるが。この後
ゼルウィガーはご存知「ブリジット・ジョーンズの日記」「シカゴ」「コール
ド・マウンテン」と輝いていく。
スコセッシの日本初公開映画「アリスの恋」は夫を事故で亡くした妻エレン
・バースティンとちょっと生意気で可愛い息子とのロードムーヴィーもの。
小さい頃からの歌手になる夢を捨てていない子持ちの中年元主婦のバーステ
ィンが息子と二人で旅しながら生活のためのいろいろな苦労や男性との出会い
を通して自立していく。バースティンのウェイトレス姿はたくましく、なによ
りも息子との息の合った会話が楽しい。若きカイテルと「タクシードライバー」
でブレイクする直前のジョディ・フォスター(当時12くらいでまるで男の子)
なつかしのクリストファーソンと脇役も楽しいぞ。
「テルマ&ルイーズ」でもウェイトレスを演じたサランドンとジェームス・
スペイダーとの年の差ラブロマンスは「僕の美しい人だから」。「プリティ・
ウーマン」のようなシンデレラストーリーとして単純に楽しもうね。なにより
も印象的なラストがいかにもアメリカンって感じで楽しいよ。
またテーマからずれちゃうけどジェニロペの「メイド・イン・マンハッタン」
もよかった。こちらもやはりシングルマザー(ホテルのメイド)のシンデレラ
ストーリー。バリバリのWASPとヒスパニックのちょっとありえない話では
あるがいいんじゃない。「スイミング・プール」のフランスの鬼才フランソワ
・オゾン監督の「8人の女たち」のベアール(妖しいメイド役)もいい。なん
か知らんけど突然踊りだすは歌いだすはでとっても妙な映画なんだけどなぜか
味わいが深い。フランス映画を代表する大女優のドヌーブがちょっと老けちゃ
ったのは寂しいけど。
今や日本では別の意味でメイド文化の真っ最中だが、メイド・執事・従者の
正しい歴史のお勉強をしたい人(そんな奴はいないぞー)は天才アルトマン監
督の「ゴスフォード・パーク」を観よう。30人あまりにも及ぶキャストの群
像劇なので1回観ただけでは誰が誰なのかはわかんなくなっちゃうけど。ご存
知クライヴ・オーエンやライアン・フィリップがいい感じ。
昨年、惜しまれてこの世を去ったアルトマン監督のご冥福を祈りたい。
弁解しておこう。筆者はプロフェッショナルな女性の制服姿は嫌いではない
が今回のテーマ「萌えー」はイッツ・ア・ジョークね。..無実だー(^^;;
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