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[編集部]映画の楽しみ方(その21)

こんにちは。
キャンパスドットコム大学編集部です。

 米アカデミー賞が2月25日(日本時間26日)に発表された。
 今回はアカデミー賞あたりで楽しんじゃうのだ。

 まずは本家アメリカのアカデミー賞の簡単なおさらいね。詳細説明はWik
ipediaに譲るとして、おおまかなルールはこんな感じ。
 前年にロサンゼルスで一週間以上にわたり有料で公開された映画作品がその
対象になる。ハリウッドの映画業界関係者が大多数を占める映画芸術科学アカ
デミーなる団体の会員(現在約5800名だそうだ)が無記名で投票するとい
ういわば同業者同志による「よかったよ」「ご苦労様でした」的な内輪向けの
賞なのだ。カンヌやヴェネチアの国際映画祭がその芸術性を審査基準とするの
とは多少趣旨が異なるが映画業界における影響力は絶大であるし、なによりも
その時代の世相をもろに反映していることも確かである。
 また、あくまで「アメリカ映画の祭典」であるため英語以外で作られた作品
は「外国語映画賞」にまわることがほとんどなのだが、今回は御大イーストウ
ッド監督の影響なのか、はたまたハリウッド映画最大のお得意様の日本を意識
してなのか「硫黄島からの手紙」は日本語で作られた映画で初めて本賞の作品
賞にノミネートされた。

《米アカデミーで観る...》

 「バベル」有利の大方の予想を裏切った今年のアカデミー賞。未公開作品も
多く、業界関係者でもない筆者がコメントすること自体無謀なのだが、そこは
それジコチュー筆者のお得意必殺技「自分よがりコメント」炸裂なーのだ。
(つっこまないでね)

 やったぜ!!アラン・アーキンが助演男優賞を受賞した。渋谷系ミニシアタ
ー文化になじめない筆者が無理に観に行った甲斐があった。(関係ないぞー)
「リトル・ミス・サンシャイン」でも彼は、エディー・マーフィー系でもシニ
カルでもない素の演技でおもいっきり笑わせてくれる。二枚目グレッグ・キニ
アは例によって中途半端なノリで楽しいし、子役の女の子もいい。ロードムー
ヴィー大好き筆者にはたまらない一品です。(VWおんぼろミニバス最高!)
※ちなみにこの映画でアーキンに魅力を感じた人は「キャッチ22」「フリー
 ビーとビーン/大乱戦」「 あきれたあきれた大作戦」あたりをチェックだ。

 マーティン・スコセッシ監督オメデトー。なんと6度目の正直なのだ。
名作・佳作を創り続けて30余年、ハーベイ・カイテルそして「タクシードラ
イバー」「レイジング・ブル」「グッドフェローズ」のデ・ニーロ、最近では
ディカプリオとのタッグと監督自身をリスペクトする名優達の人望もあつい。
※「ボーン・スプレマシー」のポール・グリーングラス監督が「ユナイテッド
 93」でノミネートされていた。その演出のテンポの良さとキャメラワーク
 の斬新さには近々、名作・傑作の誕生の予感がする。

 作品賞の「ディパーテッド」は前にも書いたが筆者としては好きな作品。
「バベル」「クィーン」がまだ未公開なので比較はできないが、スコセッシと
ニコルソンの名監督・名優の初顔合わせはのびのびとニコルソンに演技させた
のが成功した。助演男優賞にもノミネートされたマーク・ウォルバーグのキレ
た演技にも注目であるし、スコセッシの音楽センスにも唸らせられる。
※それにしても香港映画のリメイクを作品賞にしてしまったり(敬愛する筑紫
 哲也氏は納得していなかったが)「不都合な真実」がドキュメンタリー賞に
 選ばれたりとアメリカの懐の深さは今も健在というところか。

 ”タイタニック成金”(誤解しないでね悪気はないの)から演技派ポジショ
ンへの復活を願うディカプリオは「アビエイター」ではジェイミー・フォック
スのレイ・チャールズに負け、今回はウィティカーのアミン大統領に負けた。
頑張れディカプリオ!君はイケメン過ぎるけど確かに演技派なのだから。
 「ドリームガールズ」はすでに公開されているが筆者は観ていない。ゴメン
 みんな大好き「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト」
はVFX(視覚効果)で受賞。なるほど誰もが納得だよねー。ILM最高!
 筆者一押し「カーズ」を抜き去り長編アニメ賞を受賞した「ハッピーフィー
ト」は映画館での予告で何度も観たがいまだにどんな内容なのか不明のまま。
ぜひ公開されたら観に行くっきゃない!

《ついでに日本アカデミーで観る...》  ※”ついでに”に悪意はない

 本家の一週前に日本アカデミー賞も発表された。
 「フラガール」とアニメ「時をかける少女」を観ていない筆者にはコメント
する資格はないが「嫌われ松子の生涯」で主演女優賞に輝く中谷美紀は確かに
凄かった。映画も中島ワールド全開って感じで楽しめた..けど...
 どちらかというと中谷主演の佳作「7月24日通りのクリスマス」のほうが
好みかな。まあいろんな意見もあると思うけど理屈抜きでほんわかと楽しむ映
画があってもいいんじゃない。
※ちなみに脱力系、H系、銭湯派の貴女(そんな奴はいないぞー)にはノーノ
 ミネートだったけど寺島しのぶ主演「やわらかい生活」がお薦めね。なぜか
 ”映芸”だけはベスト1。
※最近「嫌われ・・」でも「7月24日・・」でも「バブルへ・・」でもいた
 るところで”劇団ひとりを探せ”ゲームが流行っているようだ。(ウソ)

 授賞式で山田洋次監督が助演男優賞に輝く笹野(武士の一分)さんに、「ミ
リオンダラー・ベイビー」のモーガン・フリーマンをお願いしたと言っていた。
なるほどである、ちゃんとその意図通りの演出であるし、笹野さんもちゃんと
それに応えている。筆者としては「地下鉄(メトロ)に乗って」で青年から老
人(の手前)までを見事に演じ別けた大沢たかおにもあげたかったけどね。
 若くして助演女優賞を蒼井優が受賞した。映画コラムでは敬愛する小林信彦
氏も言われていたが長澤まさみ、堀北真希のような映画スターとしてのオーラ
を持つ女優さんがどんどん出て来ている。今後が楽しみである。

 ところでアカデミー賞授賞式の前夜に行われるラジー賞(最低映画のアカデ
ミー賞)で「氷の微笑2」とシャロン・ストーンそしてシャマラン監督が助演
賞まで獲った。確かに最近の二人をみると洒落になっていない。ヤバイ!
編集部映画コラム | 投稿者 編集部 11:52 | コメント(0) | トラックバック(0)
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